喘息(ぜんそく)は種々の刺激に対して、気管、気管支の反応が異常に強いことをいい、呼吸困難、せき、たんなどの症状があります。原因はアレルギー性のものが多く、ハウスダスト、ダニ、花粉、カビなどがアレルゲンとなり、また最近は社会のひずみから生じるストレスが原因で喘息になる人も増えています。漢方の治療は原因療法で、抗原となるものの除去、ストレスなどの改善が必要で、早期治療にもつながります。

気管支喘息を長く患っている人には胃腸疾患を訴える人が多く、腹筋の緊張が見られます。このような人は「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」で体質改善をはかるといいでしょう。アレルギー反応が強く、発作症状が比較的軽い人には「小柴胡湯(しょうさいことう)」を、逆に呼吸困難を伴う発作には「柴朴湯(さいぼくとう)」が効果的なようです。

また、アレルギー性の喘息でも水毒症状がひどく、くしゃみ、鼻水、ぜい鳴を伴う喘息には、「小青龍湯(しょうせいりゅうとう)」を用います。

先天的に体質が弱く、胃腸も弱い人の喘息には「苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)」や「六君子湯(りっくんしとう)」がよいでしょう。

急性の発作には現代医学が優先しますが、漢方では急な発作や夜せき込んで眠れないときには「麻姜甘石湯(まきょうかんせきとう)」を用います。

また民間療法でせきなどによく用いられるナンテンやキンカンの実をお茶代わりに服用するのも、急な発作にはよいようです。先年話題となった霊芝もアレルギーが強い体質の人に効果があるようです。
 
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